2016年末、レストラン・居酒屋を運営運営する株式会社コロワイドの子会社である株式会社レインズインターナショナルがコロワイドベトナムを通じてフランチャイズ契約でしゃぶしゃぶチェーン店「しゃぶしゃぶ温野菜」ベトナム1号店をハノイにオープンさせてから早2 年。昨年12月にはベトナムの最大の観光都市ホーチミンにもついに出店、場所はホーチミンの日本人が集うレタントン通り。遅ればせながら潜入をする。しゃぶしゃぶ温野菜はレタントン通りに面した立地に加えて、ネオンを使った派手な見た目でわかりやすい。店は建物の2・3階にあり、1階は同系列の焼肉チェーン店牛角が入っている。店の前では店員が呼び込みをしており、入店しようとするとドアを開け快く案内してくれた。
階段を上がるとそこは和風インテリアで統一されたとても落ち着いた雰囲気が広がっていた。隣と仕切りの薄いテーブル席から、障子の開け閉めができる個室までそろっている。3階は掘りごたつ式の座敷となっている。来店時は18時頃とまだ少し早い時間であったためか他の客は2・3組のみ。
席に案内され、食べ放題のコースを選んだ。メニューは日本語・英語・ベトナム語で表記されていた。今回筆者は鶏・豚・牛肉の食べ放題に加えてアイスも含まれる食べ放題コースを注文した。値段は348,000VND(約1,740円)。日本のしゃぶしゃぶ温野菜の一番安いコースは「アンデス高原豚と国産野菜しゃぶしゃぶ」の食べ放題コース(2,780円)なので、ベトナムのしゃぶしゃぶ食べ放題はかなり値段が安い。しかし、一品物のやデザート数は日本より少し少ない。出汁は「極み出汁」という鰹出汁と豆乳の2種類をチョイス。ドリンクの値段はサッポロビール1杯48,000VND(約240円)。ローカル向け日系飲食店などでは同量で36,000VND(約180円)辺りが大体の相場なので、しゃぶしゃぶ温野菜のお酒の値段はサッポロビールを始め、タイガービールなども少々高めに設定されており、お酒で金額を得る戦略だと見える。
コースを選び少しすると、店員2人が野菜が盛られた籠を抱えてやってきた。その中から食べる野菜を選ぶということらしい。日本と違ったやり方に驚きはしたが、これはこれで面白い。最近客の前で調理する「フレンチスタイル」が流行している様に、こういったやり方も客を楽しませる方法の一つだ。野菜は日本で鍋に欠かせない人参や白菜、しいたけなどが揃っていた。
肉は少し硬いが、しっかりと出汁の効いた極み出汁と、まろやかな味わいの豆乳出汁が美味しさを引き出していた。その後もしゃぶしゃぶを堪能し、1時間ほどの滞在時間で店を後にした。店員の気配りも良く、内装も和風でとても落ち着く空間を持つ店なので、金額とのバランスは決して悪くないものと感じ取れる。しゃぶしゃぶという業態がまだまだベトナムでは認知度が低いことであったり、ベトナムでは珍しく1階と2階が違う業態ということで視認性も難しいところはあるが、鍋好きのベトナム人に受入れてもらえるのか今後も注目をしていきたい。
shop information
屋号 | しゃぶ温野菜 |
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住所 | 15/7 Le Thanh ton St., Dist. 1, HCM |
営業時間 | 11:00~23:00 L.O. 22:00 |
※上記に掲載されている情報は、掲載日(2019/03/07)現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、各店舗へお問い合わせください。
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