1963年に埼玉県で創立された焼肉安楽亭。今や関東地区を中心に220店舗以上あるおなじみのチェーン焼肉店が、安楽亭ベトナムを2016年に創立し、2017年1月には1号店をオープンした。早くも2年以上が経つが、近年は日系に他にもベトナム系、韓国系の焼肉店がどんどん増えている。ベトナムは日本のチェーン焼肉店はどのような展開を見せているのか、遅ればせながら潜入取材をして来た。
場所はホーチミンの中心区、1区のマックディンチー通り。進出当時は7区の大通り沿いにあったが、現在は閉店をして1区の店舗を2号店として経営している。
2階建てで合計70席ほどの店舗。机や席も広々としており、日本をイメージした大きな壁画もインパクトがある。店内の雰囲気も踏まえてとても居心地が良い。
ハラミ249,000vnd(約1240円)、牛タン159,000vnd(約790円)を注文。
ベトナムの焼肉店では店員が親切にも肉を焼いてくれるところが多いが、こちらは自由にさせてくれるスタイルであった。美味しいタイミングで皿に上げてくれるのも嬉しいが、自分たちで焼き加減を見ながら楽しく会話するのもなかなか良い。日本の安楽亭と同様、使用する食材は無添加にこだわっており、お肉を始めタレも100% 無添加だそうだ。特製タレの味もしっかりしていた。
その他に野菜盛り、ナムル盛り合わせ、中落ちカルビも頼んだが、どの料理も運ばれてくるスピードもちょうどよかった。来店時はまだ夕飯には時間が早かった為、ベトナム人グループ1組しかいなかったが、19時になる頃には徐々に人が出入りして来た。この日は日本人グループよりもベトナム人の来店が多いように感じた。普段の客層を聞いてみると、ランチ時はほぼベトナム人、夜の時間帯は日本人会社員グループが多いそう。その他には、同じく焼き肉文化のある韓国人の来店も良くあるそうだ。
また、安楽亭はランチに力を入れている。お手頃価格で提供できるようにしており、その種類はなんと24種類。一番安いランチセットで89,000vnd(約440円)、高いもので240,000vnd(約1,200円)と幅広い。焼き肉店ではあるが鍋の種類も豊富で、鍋が好きなベトナム人狙いですき焼きもベトナム風にしている。
この日、質問に親切に応じてくれたのはベトナム人スタッフだった。日本語を勉強中と言っていたがコミュニケーションは十分に取れ、注文時やちょっとした会話時もスムーズで本当にありがたかった。なおデザートの一つ、抹茶アイスは、ホーチミンにカフェを出店したsenchaso(島根県松江市)と協力したものを提供している。日本人同様、抹茶が好きなベトナム人にも人気メニューの一つだ。
日系焼肉店としてベトナム人にも人気の安楽亭。今後日本のチェーン飲食店がどのように発展していくのか期待したい。
店名:安楽亭
住所: 59 mac dinh chi,District 1,HCM
営業時間:11:00-23:00
shop information
屋号 | 炭火焼肉 安楽亭 ANRAKUTEI Japanese BBQ |
---|---|
電話番号 | 028 3823 6378 |
住所 | 59 mac dinh chi,District 1,HCM |
営業時間 | 11:00-23:00 |
※上記に掲載されている情報は、掲載日(2019/10/08)現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、各店舗へお問い合わせください。
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