2019年現在、数年前まではベトナム人が経営する日本食レストランは
日本人から見てとても日本食とは思えないものばかり…という現状だったが
近頃は日本人も納得の味を提供するベトナム人経営の日本食レストランが急増している。
今まではベトナム人経営の日本食レストランとなると、ホーチミン市中心地の1区か
ベトナム人富裕層が多く住むPhu Nhuan区に集中していた。
今回レポートする『MOKU Japanese Restaurant』は
2018年末に欧米人を中心とし、最近では日本人も多く住む2区のタオディエンに
開店としたとなり、開店当初は話題になりました。
現在はどのような状況なのか、そして味や店の雰囲気などを知るために調査を行いました。
店内は広々とした和を感じさせる空間が広がる。
天井も高く寿司屋としては開放感のある広々とした空間となっています。
半個室や2階には大部屋、個室もあり、様々な用途に合わせて利用することができる。
清潔感があり、店員もにこやかで日本語で接してくれるので居心地も良い。
また、店内とまた違ったお洒落なテラス席ではバーテンダーがおり
お酒に合わせて料理を提案してくれる。
心地よい夜の風を感じながら優雅な時間を過ごすことができるのも魅力ですね。
メニューはベトナム中部の海産物が有名なことでも知られるNha Trang(ニャチャン)から
仕入れたものを中心にとした寿司や刺し身、その他にも鍋や麺類、丼など
あらゆる日本食を提供している。
ターゲットが富裕層、もしくは外国人在住者であることや
クオリティの高さなども踏まえて値段帯はベトナムの相場を考えると高めの設定。
店員から1番おすすめということで注文した刺し身メニューでは
最初はどこかベトナム人経営のお店ということもあり、あまり期待はしていなかったのだが
鮮度が高く、とろけるような美味しさであっという間に完食。
同様に日本食レストランで修行してきたベテランの板前によって
仕上げられる寿司はまるで日本人の板前が作ったものと変わりない
食材の個性を生かしつつ、シャリの温度をコントロールした端正な握りとなっています。
その他にもサラダやどんぶりなどを食べてみるも
他のメニューも刺し身や寿司と同様申し分ないクオリティとなっている。
居心地もよく、ゆっくりと美味しい料理をいただけるお店ではあるものの
なかなかまだ認知度が広まっていないのか、また値段の高さもあってか
まだ集客には時間がかかりそうだ。
来店してから帰るまでに訪れた来客数は1組のみ。
2区タオディエンエリアは富裕層のベトナム人は比較的に少なく
他に値段帯がリーズナブルなお店が多いことも関係している。
ただこれだけのクオリティの高い料理であることを認知してもらえれば
来客数は必ず増えると感じました。
今後の展開に期待します。
店舗情報
店名:MOKU Japanese Restaurant
住所:3A Tran Ngoc Dien street,Thao Dien ward,District 2,Ho Chi Minh city,Vietnam
電話番号:028 3519 3737
営業時間:11:00~14:00/17:30~22:30
※上記に掲載されている情報は、掲載日(2019/09/03)現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、各店舗へお問い合わせください。
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