1967年に創業した老舗お菓子ブランド「シャトレーゼ」。日本だけでなく、海外にも積極的に展開している。農家や酪農家、工場が一体となった安心安全な日本ならではの商品を広げていることでも有名。
ベトナムはハノイ市のイオンモールに2019年1月、1号店を出店。同年に2号店目をホーチミンにオープンさせた。当初はホーチミン市初のシャトレーゼとして在住者の間でも話題になっていたが、現在は様々な問題にぶつかっているのではないだろうか。一体どのような問題なのか、今の現状は?真相を確かめるべく調査を行った。
オープンした当初は程よく客足もあったが、最近ではほとんどの客が入っていない状態・・・その原因はなんといっても商品の輸入問題ではないかと着目した。
店頭にはいくつか商品が並べられているが、当初オープンしたての頃に比べて商品数は激減。また、店頭にあるケーキ類もサンプルのみとのことで、注文はできないとのこと。商品が輸入されたタイミングによっては注文はできるものの、種類はかなり制限されてしまうのだ。
シャトレーゼのコンセプトでもある、商品の素材のほとんどを日本から輸入しているのは利点ではあるものの、現在の状況を考えると必ずしもそうとは言えないように感じられた。
店内には日本のどこの地域の素材を使用しているかなど、商品への安全性を全面に押し出しているが、肝心の商品が注文できないとなると当然客足は遠のく一方なのは当然。
ケーキの他にもアイスやバームクーヘンなどの商品も販売しているが、こちらもオープンしたての頃と比べると種類はかなり制限されている。また、商品の素材を輸入することで、関税が乗り、その分コストが上がることから日本と比較すると価格帯は倍近い。周辺住民に富裕層は比較的に少ないこともあり、シャトレーゼがホーチミン市に出店したての頃も、ベトナム人の多くは価格帯が安いアイスやドリンクを注文していた。近年では本格的なケーキ店が相次いで出店しているベトナムだが、まだ定着しているとはいえず、特に中心部から離れた地域に住んでいるベトナム人には、まだ根付かせるのに時間がかかるであろう。
あのシャトレーゼがベトナムでも食べれる!と在住日本人たちには嬉しい一方、日本じゃお手頃価格で食べられる商品がこの値段・・・と、このままだとベトナム人だけでなく、日本人の顧客も遠のいていくのではないのか。
まずはコンスタントに商品を輸入できる仕組みを安定させない限りは、今の状況が続いてしまうだろう。海外9店舗目となるベトナムで今後どのような変化させていくのか。日本のケーキブランドがベトナムでどのような展開をしていくのか注目していきたい。
店舗情報
店名:Chateraise/シャトレーゼ
住所:Floor 1,AEON TAN PHU CELADON,30 Bo Bao Tan Thang street,Son Ky ward,Tan Phu District,Ho Chi Minh city,Vietnam
電話番号:1900 571216
WEB:シャトレーゼ ベトナム
shop information
屋号 | Chateraise/シャトレーゼ |
---|---|
電話番号 | 1900 571216 |
住所 | Floor 1,AEON TAN PHU CELADON,30 Bo Bao Tan Thang street,Son Ky ward,Tan Phu District,HCM |
ホームページ | https://chateraise.vn/?fbclid=IwAR0BqChykfLJq3zb5BZB4FsHK0GuohY7cooFuE0SNjE_2sWYqCffN_uONss |
※上記に掲載されている情報は、掲載日(2020/01/14)現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、各店舗へお問い合わせください。
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