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ベトナム人の若者に爆発的人気を誇っているかき氷店「FUWAGORI」見た目の愛らしさやなめらかな口溶け、リーズナブルな価格とあり、今やベトナム人のSNSで見ない日はないほどの人気ぶりだ。こちらは2019年5月にオープンした日本人経営のかき氷店。実はここ何年もの間に日本人経営のかき氷店が出店したもののアイスクリームやベトナムぜんざいのチェー、フルーツなどを好むこともあり、なかなかベトナム人に受け入れられることができず、閉店に追いやられていた。なぜ「FUWAGORI」がここまでベトナム人、特に若い年齢層に受けいられているのか

その理由を確かめるべく調査を行った。

場所は日本人街周辺のLy Tu Trong通り。この周辺はあまり目立った店もなく、同じ通りに若者向けのファッションブランド店舗がいくつかあるものの、ショッピングに寄るついでの距離としては少し遠い。それでも店の前では多くのバイクが止まり、店内は常に多くのベトナム人の若者で溢れている。

 

店内は女性好みのピンクの可愛らしい内装。テーブル席はなし。両端に長椅子があるのみ。このこともあって長居する客も少なく、回転率が早いことから常に満席状態ではあるものの、待つことがないのも人気の理由の一つだと考えられる。

店内の奥にレジカウンターがあり、まずはこちらで注文するシステムとなっている。早速どんなかき氷が食べられるのか、メニューをチェックしていく。

 

「FUWAGORI」で提供されているかき氷は常に3種類のみ。ただ季節や時期などに合わせて1～2週間毎にメニューの入れ替わりがあることから、飽きることなく楽しめるのがリピーターを惹き付けているのかもしれない。値段も35,000vnd（約170円）ほどの安さもあって、年齢層が若いベトナム人も気軽に行けるのも特徴。

今回注文したストロベリー＆ピーナッツ。なめらかなクリームといちごジャム、味のアクセントとなるピーナッツの粉末がたっぷりかかっている。ボリュームもしっかりあるので、値段が安いながら満足度も高い。

今までホーチミンであったようなシャリシャリとした日本のかき氷ではなく、特注のかき氷機を使用したふわっとなめらか、ほどよい甘さ。ボリュームはしっかりあるのにふわっとしているので、1人でも軽く食べることができる。

こちらはベトナムでよく料理やスイーツにも使用されているタロイモを使ったかき氷。クセのない味わいとベトナムで親しまれている食材なこともあり、たくさんのベトナム人が注文していた。「FUWAGORI」はまず東京都目黒区でポップアップを行い、そこからベトナムに進出。もともと海外で出店することを目的として立ち上げた店ということもあり、今後はベトナム国内のみならず、東南アジアを中心に展開していくとのこと。

 

今までベトナムで受け入れられなかったかき氷が、少しずつ時代の変化もあり、多くのベトナム人の方に知ってもらえるきっかけにもなる、素晴らしい業態だと感じた。今後の展開がと楽しみである。

shop information

屋号	Fuwagori
電話番号	093 487 3297
住所	35 Ly Tu Trong street,Ben Nghe ward,District 1,HCM
営業時間	13:00－22:00

※上記に掲載されている情報は、掲載日（2019/08/15）現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、各店舗へお問い合わせください。

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