ベトナムフードビジネス情報サイト「フービズ ベトナム」
写真(右) ZO SAI GON(BESTLIFE VIETNAM COMPANY LIMITED)
代表取締役 佐藤仁水(さとう ひとみ)氏
次々と新しい業態のレストランが増えていく昨今、
2018年12月、ベトナム南部ホーチミン市で新たに誕生した
ベトナム料理と日本食のフュージョン料理レストラン
「ZO SAI GON(ヨーサイゴン)」
最近ではホーチミン市の家賃の物価の上昇や
空き物件が減ってきていることから
小規模のお店が増えてきている中、
3階建て、560平米の大型レストランが進出したことで
ベトナムの飲食業界からも注目を集めている。
今回はベトナム代表取締役 佐藤氏に
進出に至るまでの経緯や苦労話、
思い描く今後の展開について思いの丈を語っていただきました。
どういった経緯でベトナムに
日本では有料老人ホームの運営を行っており、
創業者から今後の展開を考えると海外からの人材、
マンパワーが必要だと何度も話が出ていました。
数年前にニュースでベトナムの小学校の科目で
日本語の授業を行うといったニュースを聞き、
ベトナムは親日家であるとは聞いたことがあるものの、
一体どんな国なのだろうと。
そこからベトナムに興味を持ち始めましたね。
それから実際にベトナムに訪れ、
初めて食べたベトナム料理の美味しさに感動しました。
そして今後、海外人材の受け入れが増えていくと予想される一方、
現在のベトナムでは日本のような老人ホームはなく、
また現状作ったとしても運営が難しいと。
介護の仕事も飲食の仕事も
相手を思いやって接する姿勢は同じ。
まずは今後日本で介護の仕事をしていたベトナム人の方が
戻ってくる場所の提供もしたいと考えたことが
「ヨーサイゴン」を始めるきっかけでした。
立地選定の理由
将来的な目標も考えた結果、今後の展開を考えて
「中途半端な規模のものは作りたくはない」。
そのためある程度の規模の物件である、
そしてアクセス面でも不便過ぎないことが条件でした。
ですが、現在のホーチミン市では
小規模の物件が多く、なかなか条件に見合う物件を探すのも困難。
今の物件に出会うまでに約1年を要しました。
日本とは違う権利関係や複雑な法律。
ベトナム人日本語マネージャーであるTuyetさんの協力を得ながら
やっと納得がいく今の物件に出会うことができました。
おすすめのメニューは？
恐竜のような足をしていることで
日本のテレビでも話題になった
ベトナムのフンイエン省ドンタオ村が原産地の
ベトナム高級鶏の「ドンタオ鶏」を使った料理は
ホーチミン市で滅多に食べることができない貴重な鶏で
日系レストランでは現時点でヨーサイゴンでしか
食べることができません。
ヨーサイゴンではドンタオ鶏を使った
コースメニューもご用意しており、
ぎゅっと旨味が凝縮されたドンタオ鶏をぜひ
お試しください。
また、フォトジェニックな見た目から
SNSでも話題になった「花鍋」もおすすめです。
ヨーサイゴンでは睡蓮やかぼちゃの花、
バナナの花など9種類の花を使っており、
色鮮やかだけでなく、ヘルシーでエスニックな味わいを
楽しむことができ、特に女性からの人気が高いですね。
今後の展開について
まずは今のお店を盛り上げていくこと。
在住日本人だけでなく、旅行者やベトナム人など
国籍や年齢問わず、多くのお客様に満足していただけるような場を作っていきたいです。
そしていずれは日本に「ヨーサイゴン」をオープンさせることが目標です。
今はまだ日本では納得のいくベトナム料理に出会えておらず
どんどん進化を見せるベトナム料理を多くの日本人にも知ってほしいですね。
これからベトナムに進出される方へのメッセージ
実際に開業してみて改めてベトナム人の温かさ、
そして親日家であることが身にしみて感じており、
今も助けられています。
ベトナムはまだまだ可能性に秘めている
魅力的な国なので、同じく日本の食文化を広める仲間が増えれば
私達もとても心強いですし、嬉しいです！
店舗情報
店名：ZO SAI GON
住所：179D Hai Ba Trung street,ward 6,District 3,Ho Chi Minh city,Vietnam
電話番号：028 6287 4079
営業時間：10:30～14:00/17:00～23:00
※上記に掲載されている情報は、掲載日（2019/04/25）現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、各店舗へお問い合わせください。
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